デスピオンをSASジープ風に作ってみる
ゴーレムを買ったときに、デスピオンもついでに購入してました。
SASジープのインストラクションにあるコンバットサービスを読むとデスピオンの砂漠のハンターというイメージに
ぴったりなんちゃうんか?かっこいいんちゃうか?ってことで試みました。
吉本プラモデル部の模コン2023に応募して、セミファイナルまで行けました!
7:40:30からです。
使用キット
開封の儀
箱絵たまらん過ぎるッ!
高荷義之先生の絵を横山宏先生が加筆したものらしいです。奇跡の箱絵すぎる。
わっくわっくするランナー!
尾は一体型なんやね。この部分も稼働する。
一瞬で仮組みできた。
ゴーレムのときもそうやったけど、ゾイドシリーズって稼働するから、複雑なパーツ細分化はなく
大ぶりで組み立てやすいですね。稼働模型って他の模型とは畑が違う感じする。
複座式にできるんちゃうんと思いつく
SASジープのカッコよさといえば、あの無頼のカフィーヤおじさん!しかも二人乗ってる!ってところ。
この空いた隙間に乗せれれば、かっこいいのでは?ぴったりなのでは?と思ってプランを練ってみてました。
なにげに、ハサミの二の腕のカバーはない方がかっちょいいのでは?とゴーレム改に習って取り外してみてます。
ファルケのシートを2つ用意して複座式なんとかできそうとプラン決定しました。
とりあえず、ファルケのパイロットを乗せてます。
あとは、尻尾の付け根のカバーには、ゴーレム改の肩にあった羽みたいなものを取り付けて、
ここも引き算を意識して隠してます。
バキュームフォームにチャレンジ
多脚のカバーを大きくして、駆動部を覆い隠すことで情報量の引き算を狙います。
さすがに8脚を同じように作るのは至難なので、バキュームフォームにチャレンジしてみました。
いま、電熱コンロって売ってないんですね。
色々探して、値段も手頃で大きさもちょうど良さそうなものを探してきました。
使ってるのはTOSHIBAのHP-635というものです。
プラバンを挟むのは100均で買った、フォトフレームです。
これで、小指みたいなカバーを量産していきました。
意外とできるけど、全く同じようにはなかなかできませんでした。
まあ初チャレンジでここまで来たら及第点だろうということで、これらを取り付けていきます。
真ん中にフィギュアを2体乗せるのは、足し算で。
多脚の関節を隠すカバーは、引き算。ということでいいバランスじゃないかな。
SASフィギュアの1/20作るん試行錯誤する
ファルケのパイロットやら、小さめにできてるジェリーパイロットを乗せるけど、なんだかしっくりこない。
しかも座ってるものの、こいつらの服をアフリカ戦線仕様にするのは、至難では・・・と試行錯誤してました。
日東のSAS帰ってきたパイロットを参考に足をパテで作ってみるも惨敗
改めてフィギュアの造形してる人への信仰心と畏敬の念が深まりました。
服と足の改造は無理だとわかったので、ここで方向転換してSASパイロットの関節をいじる方針にしました。
以前ジェリーに添えるパイロットとして作った
ターバン付きSAS帰ってきたパイロットをいつか改修したいなと思っていたところでした。
そこに、日東のパイロットシリーズを積んでることを思い出したってのもあります。
とりあえず、腰と足と肩を切り刻み乗せてみました。
頭やコップはハセガワのフィギュアシリーズから拝借してます。
切り刻んだケツと膝と肩にセメダインの馬パテをもりもりしてなんとか形にしました。
とくにおっさんのケツをあーでもないこーでもないと思いながら削ってるとき一番楽しかったですねw
あとなんか腕をアングルを試行錯誤してるうちに、コップを差し出してる人と、何かを見てるおっさんのポーズに偶然なりました。
ターバンというかカフィーヤとヒゲはタミヤのエポキシパテの高密度を使ってます。
カフィーヤは布なのでできる限り薄く伸ばして爪楊枝で波打たせて、
なんとかおっさんたちに風を感じさせてもらいたくて頑張りました。
ちょうどこの頃、ガザ地区とイスラエルの戦争が始まったところで、
よくニュースでターバン巻いてる人が出てました。
サーフェイサーを吹いて下地塗装
顔の下の口にあたる箇所にはもともと、小型のビーム兵器?がついてましたが、それを復水器にしてみました。
SASジープの前面にある、ラジエーターの水を蒸発させない仕組みの復水器ですね。
またサソリの針は、ファルケからバルカンを拝借して取り付けてます。
こちらも引き算を意識して、ほとんどカバーで覆ってます。
顔の上にあたるカバーは、バキュームフォームしてカバーを一層増やしてます。
こちらも、もともとあったデティールを殺して引き算するとともに、リベットがふっくらしてゴーレム改っぽくなるかなと。
赤いレンズまでマブタをパテで増やしてます。かっこよさそうだし!
ジェリカンを左右に3つづつ、合計6個用意しました。
後ろは、ファルケの羽みたいなブレーキを2枚引っ付けて、サンドチャンネルにしてます。
砂漠に足を取られたときに脱出する板ですね。
あとは、ここくらいしかメカメカしいところは見せないので、
ゴーレム改で余ったジャンクバーツを取り付けてディテールを増やしてます。
塗装して完成!
塗装は、オキサイドレッドからパープル系を下地にして、色々なデザートカラーのイエローで塗ってます。
塗料はいつもどおりファレホです。
ここらへんは、パープルが残ってるところですね。
塗装は、迷彩も考えたんですが、SASジープに寄せて、男らしくデカールなしのモノトーンにしてみました。
指示書っぽいものを見てるようにしてみました。
ここはちょっと力尽きた感あったので、その後、トランシーバーを作って持たせてます。
このロープは手芸屋さんで1mmの糸があったので、それをロープに見立ててます。
腫れぼったくした目と復水器です。
復水器のサイズは、これ以上大きくしてもうーんって感じだったのでこのサイズ感になってます。
サンドチャンネルの裏には、カモフラージュネットを乗せてます。
100均で買った目の荒いテーブル雑巾を切り刻み、丸めてます。
1/35ならあるけど1/20は無い小物がいっぱいなので、いろんな手段で作るのが楽しかったですね。
ゴーレム改では、センセの工作を追体験しました。
今回のデスピオンは、オリジナル設定なので、改造して足し算するところと、引き算するところをだいぶ意識しました。
もともとデスピオンがカッコいいのも相まってなんとか完走することができました。