2種類の冬季迷彩で塗ってみたで
モデリングブックで紹介されていた
アーマーモデリング2008年11月号は冬季迷彩の特集なんですが、
今回はそこに掲載されていた冬季迷彩にチャレンジしてみました。
塗装したのは、ガチャーネンからラクーンとガレージキットのグローサーフントです。
それぞれをジオラマで使いたいと思っていて
傭兵軍とシュトラール軍なので同じ戦場でも違った塗装にしてみたくてチャレンジしました。
そもそも冬季迷彩っていうのは、雪原に溶け込むような迷彩で、全身を真っ白にするんですが
塗料が現地調達の間に合わせなので、塗膜が弱くどんどん剥がれていっちゃうっていうなかなかドラマチックな迷彩なんですよね。
なんで、その剥がれ方をどうやって模型の塗装で表現するかが楽しいという。
グローサーフントの冬季迷彩
途中の写真撮りそこねてまっす!
塗装って集中してやるんで、写真なかなか撮るタイミングのがしちゃうんですよね。
塗装方法はかなりクラッシクな手法を用いてます。
機体の下地色を塗ったあとに、上からホワイトを塗ってます。
ところどころ塗り残すことで、冬季迷彩が落ちたニュアンスを表現してます。
もちろんホワイトを塗りすぎたところには、上から下地色を塗りつけてから更にホワイトを上から塗って調整していってます。
そうすることで様々な色の層を塗り込んでます。
認識帯はイエローを引いてて若干オレンジを足して色の深みを出してます。
白と下地色とイエローがコントラスト付いてるので引き締まる感じがしてかっちょよく仕上がりました。
デカールはガチャーネンJKシリーズの犬のデカールを使ってみました。
このデカールほんとこのキットのためにあるんじゃないかって思います。
グローサーフントはドイツ語で大型犬という意味なので、左腕の犬の注意マークなんかが可愛らしいですよね。
筆はタミヤの100円筆でちょんちょんホワイトを塗ったりしてます。
またそれだけだとタッチが一様なので、
ドライブラシ専用の毛が硬い筆で擦り付けるようにホワイトを塗ってタッチのバリエーションを増やしてみました。
ラクーンの冬季迷彩
こっちはグローサーフントに比べてホワイトと下地色のコントラストがより強烈につける塗り方をしてみました。
まず、ホワイトを全身に塗りたくったあとに、下地色をドライブラシで塗りつけてます。
そーすることで、硬い?塗装剥がれを表現してます。
たいしてグローサーフントの冬季迷彩はなんか柔らかい感じじゃないですか?
足元は特にドライブラシを重点的に塗ってます。
そもそもエッジに塗る手法であるドライブラシなので、エッジには効果的に塗装剥がれを表現できていいですね。
Waveのポーラーベアなんかの先生が塗装された作例はたぶんこの手法の応用だと思います。
認識帯はスカイブルーにしてます。ホワイトにこのブルーもなかなかどーしてかっちょいいですよね。
グローサーフントでもそーですが、基本的にマスキングなしのフリーハンドで認識帯の直線は引いてます。
マスキングだとあまりにも直線直線しているような気がして、直線でもじゃっかん自然な?直線?よくわかりませんが、
筆塗装の優しい有機的な感じを出そうと心がけてます。
余談ですが、ロールスロイスの側面にある直線はなんと職人が筆でフリーハンドで描いてるですよね。
それも最後から2つ目の工程で描くそうです。
もちろん、もっとも最後の工程はあの天使スピリット・オブ・エクスタシーを取り付ける工程です。
背面です。お尻のシェルツェンなど何かがぶつかってしまいそうな箇所に剥がれ塗装であるドライブラシを施してます。
ほんと、気がつくと歯止めが効かないようになってしまうのがウェザリングなので、
不完全燃焼で終わるように頑張って踏みとどまってます。
ラクーンは素組で腕と足のパイピングをそれぞれ2本づつ、あと頭のシーカー?にもパイピングをしてるだけです。
恐ろしい造形ですね。ばちくそかっこいいです。
冬季迷彩はそれ以外にもいろんなホワイトの塗り方やら剥がし方があります。
それでいてホワイトと下地の色とのコントラストが簡単につけれるっていうのがいいですよね。
冬季迷彩は病みつきになっちゃう迷彩なのでまたチャンレジしてみたいです。
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