フェルクルを作ったらジオラマも作りたくなった
この記事は
前回の記事のフェルクルのガレージキット制作記の後編です。
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宇宙戦闘ポッドフェルクルを作ったらジオラマも作りたくなった①【ガレージキット制作編】
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フェルクルとは
フェルクルはシュトラール軍の宇宙戦闘ポッドで、
カウツやフリーゲ登場までファイヤーボールやプラウラーと戦って戦線を維持していた機体です。
プラモデルでのキット化はされていないので、ガレージキットでの作成です。
ジオラマタイトルは「戦線交代」
旧世代のフェルクルが、新世代のカウツとフリーゲに戦線を譲り、
月面ハンガーベイで整備のおっちゃんに「お疲れ様」と声をかけられてる様をジオラマにしました。
フェルクルの下地塗装
相変わらず、下地にはいろんな色を塗り重ねて暗くしています。
そのあと、さらに明部には黄色やベージュを塗って明るくしてみました。
ラッカーパテのゴツゴツとした下地も相まって、年季の入った機体になりそうです。
ジオラマベースの制作
ジオラマの土台は
ラッピングベースさんのラッピングベースを使用しました。
模型が趣味の方が、ジオラマ専用に作ってる土台で、高級感たっぷりな仕上がりなんで、
ここぞというジオラマにはこれがおすすめです!
月面とはいえハンガーベイなので、鉄道の整備工場みたいな円形の施設をイメージしてます。
この前、子供と鉄道博物館いったのが糧となりましたw
フェルクルが1/35スケールなので、タミヤの整備シリーズが火を吹きますね!
全体のバランスを考えて、ごちゃごちゃしすぎないようにおいています。
それに現場の整理整頓って大切。大型の整備施設ほど整理整頓してそう。
ガチャーネンのカウツも採用しました。
整備ラックは、ガチャーネンのランナーを利用して円形にしています。
塗装は、フェルクルの下地塗装と同じタイミングで塗り塗りしました。
ドーリーの制作
整備するときにフェルクルを載せるドーリーを作ります。
土台は戦車模型の1/48 ストームタイガーをひっくり返しています。
そこにジャンクパーツを取り付けていきました。
上部の湾曲しているパーツは、フェルクルに付随してきたパーツです。
これを取り付ければ、ぴったりフェルクルが乗るようになっています。
位置を固定しやすいように、両方にネオジウム磁石 経2mmを取り付けています。
高さの調整は、何度もフェルクルを乗せては調整して良い塩梅になるようにしました。
フィギュア、工具箱、脚立をおいてワクワクを最高潮に持っていきます。
フィギュアもタミヤの1/35のアメリカ軍メンテナスヤードセットから取ってきてます。
ジオラマ完成
全体の配置はこんな風に作りました。
左の2人はフェルクルのおっちゃんメンテナンスエンジニア
この月面ハンガーベイのベテランです。
右のおねーちゃんはカウツとフリーゲのコミッショニングエンジニア(最終調整とかする人)
シュトラール星からアサイン(派遣)されてるって感じ。
フィギュアはどこに配置すればいい?
フィギュアを置く場所はそれぞれ高低差を変えると、どこから見てほしいかの目線を誘導することができます。
人間の目はまず、人間(模型ではフィギュア)を見るようになっており、そして高いところから見ていきます。
そのため、テーマを伝えるフィギュアは高いところに置くと伝わりやすい。
フェルクル自身の塗装は月面用なんで、本来はホワイトのモノトーンがいいかなと思ってましたが。
いろんな作戦のたびに何度も塗り重ねられており、だいぶ年季の入った色味にしています。
もしかしたら、新色の迷彩色の実験にもなってるかも。
カウツとフリーゲがホワイトのモノトーンは決定なので、年季の入った迷彩で差をつけています。
グリーンとブルーにグレイを混ぜて、塗ってます。識別帯は定番のイエローです。
フェルクルはドイツ語で子豚だそうで、豚のマークにしました。
長い間、戦線を維持してくれたフェルクルに「お疲れ様」と言っている整備士です。
このおっちゃん2人は同じチームなんで、上着に同じマークです。
1/35 ガチャーネンJK 1.5 からこのデカールを拝借しました。
このフェルクルの思い出を語ってるんでしょうか。左側のおっちゃんはタバコで一服始めようとしています。
ちょうど見上げてる整備士のフィギュアがぴったりですね。
タミヤ1/35フィギュアは、レジンキットじゃないかっていうくらい顔とか服の精度が半端ないです。
金属の金型でこの柔らかい表現ができるなんて、昔からタミヤの技術はとんでもないですね。
最終調整中のカウツとコミッショニングエンジニアのおねーちゃんです。
なんか女性エンジニアの服は赤くしたくなるんですよね。かっこいいから!
さっきのおっちゃんとは違うチームなんで違うマークが背中に入ってます。
このおねーちゃんはブリックワークスのマルティナ技士を使っています。
ブリックワークスさんは天才です。
とんでもないクオリティのフィギュアです。いつかはチャレンジしたいと思っていました!
右端に弾薬の空の木箱をリサイクルしたサボテンの植木を飾ってみました。
ハンガーベイとか整備ドックのジオラマって無機質で殺伐としがちなんで、緑を入れてみました。
水が貴重な月面でも育つようにサボテンを選びました。
極初期型なのでカウツとフリーゲはホワイトのモノトーンです。
1/35ガチャーネンを使ってます。極初期型なので肩のアーマーが無いものに改造しました。
これは極初期型のフリーゲです。
女性パイロットで調整を終わり慣らし運転しています。
右手を切り貼りして広げ、ドーリーに真鍮線でガッチガチに固定することで浮遊感を出しています。
本来は左腕はエクサイマーガンなんですが、マニュピュレーターに改造して工作型としています。
手はP.K.A.から拝借しています。
こうしてみると、肩アーマーが無い極初期型もかわいいですね。
重量制限とか腕の可動範囲がまだまだ改善されてない感じがすごくかっちょいいです。
フェルクルのレドーム(角みたいなレーダーが入ってる筒)が大胆に空間を突き抜けてるところとか、
旧世代兵器と新世代兵器の交代とか、整備兵のおっちゃんとか、バリバリな女性エンジニアとか、
いいなーって思っていたテーマを詰め込めたんで、完成できて大満足です。
実は完成は11ヶ月前だったんですが、
なかなか記事にできなくて、いつも見てくれる人にモチベーションあげてもらい記事も書くことができました。
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