ホワイトをベースにコピックで仕上げました
ホワイトはファレホのデットホワイトを基本として、アイボリーやらミディアムシーグレーなんかを混ぜてます。
スミ入れをコピックのクールグレーやらパープル、あと少しブラウンを刺しています。
認識帯はデープイエローですね。
いままでは、すべてを塗りきってから認識帯やらスミ入れして完成としていましたが、
今回は、ベースのホワイトが5割くらいの完成度のときに並行して塗っていきました。
そうすることで、認識帯とスミ入れにもしっかりタッチを重ねることができました。
となりのルナガンツは暗色にブラウンを混ぜていたので柔らかい感じに
フクスは暗色にパープルを混ぜているので殺戮兵器感が出てれば嬉しいです。
同じシュトラール軍の月面2足歩行の無人兵器ですが、それぞれ違ったアプローチで塗ってみました。
ホワイトのモノカラーなので、だいぶ細かくタッチを入れてるつもりです。
ケーニヒスクレーテのモノグリーンと同じ手法で気合を入れて塗ってみました。
タミヤの100円のフニャフニャな筆でツンツンしながら塗って仕上げました。
コピックでスミ入れしたところもこの、ツンツンで境界を塗りぼんやりさせてます。
今回は2つの方法でコピックをぼかしてみました。
いままではコピックブレンダーのみで溶かしてぼかしてましたが、
それだとブレンダーのみのタッチになってしまってました。
なので、しゃばしゃばに希釈したホワイトの機体色でも塗り潰すようにツンツンしてぼかしてみました。
デカールはルナガンツの指定位置をトレースして貼っています。
となりにルナガンツを並べたいので統一感を出してみました。
大きさの比較とスケール感を演出するためにフィギュアを添えてます。
日東のフリーゲについてくるフィギュアで腰に手を当ててて絶妙にノスタルジックな感じが気に入ってます。
ロボットはとなりに人が立つとグッとリアル感がますとモデリングブックにも書かれていますが、間違いないですね。
裏から見るとその巨大さがわかりやすいですね。
縦にめちゃくちゃデカイので撮影ブースを拡張して撮影しました。
足の関節にはグレー以外にもブラウンのコピックやファレホのスモークを刺してみました。
宇宙ではどんな汚れ方するんでしょうか?謎です。
アタマの中では理屈を捏ねたくなりますが、
このへんを真面目に討論するとカッチョいい模型の表現にならないですよね。
なんで自分の中のカッチョいい宇宙での理論ってことで自由に塗ってます。
宇宙の機体はクリアーを利用して塗る
デカールを貼ったあとは、ファレホのクリアーを筆塗りしてます。
ステンバーニッシュ(半ツヤ)やグロスバーニッシュ(ツヤ)でハイライト部分を塗ってます。
これモデリングブック2に書かれていることなんですが、
宇宙空間を舞台とする機体は、このツヤを利用することでホワイトを超えて明るいハイライトを入れることができます。
空気の無い宇宙では物体に反射した光は減衰せずにダイレクトに目に伝わります。
そのため、ホワイトを超えるホワイト(つまり明度が振り切れたホワイト)をクリアーを利用して表現することでリアルに仕上がります。
クリアーを筆塗りする理由は、タッチを活かすためです。
スプレーでクリアーを塗るとせっかく塗った筆のタッチがぼんやりしてしまいます。
それは均一に塗られたクリアーの層が一様に光を反射してしまうため、
その下の層のタッチが消えてしまうためです。
逆にそれを利用してタッチを消すためにスプレーを使うこともできますが、
今回は、ホワイトのモノカラーなのでタッチを最大限引き出すため筆で塗っています。
これも横山先生の雑誌コラムかなんかに載っていたもので、一度読むくらいじゃあよく理解できませんでしたが
実際にクリアーの筆塗りをしてみるとその違いが歴然で唖然でした。
それ以来、クリアーは常に筆塗りです。
筆塗りのタッチについてはこの記事でより詳細に解説しています。
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5つあるバーニアはジャーマングレーをベースにして、いろんなコピックを塗りたくって仕上げました。
最近は子供と東急ハンズに行って折り紙やらスケッチブックを買うんですが、そのたびにコピックを買い足してます。
バーニアはその試し塗りではいろんなコピックを塗ってます。
コピックは薄く下の色を透かすように色が乗るので、
暗いジャーマングレーにはいくらでも塗り足せます。
それにコピックはペンを抜くだけで塗ることができます。
ちょこっと他の模型を乾燥させてる合間なんかのスキマ時間にも塗ることができて、買い足しが止まりません。
コピックを塗ってブレンダーでぼかしていくんですが、ファレホの下地塗装もガンガン溶けてしまいます。
ようやくいい塩梅でブレンダーを使う方法を見つけました。
ファレホを塗ってから1週間ぐらい乾燥させてあげる。
もちろん、ペン先をハードに押し付けると剥げていくんですが、ササッとタッチする分には大丈夫です。
完全乾燥させてあげると下地にガッチリと食いついて固まります。
このガッチリ完全乾燥がブレンダー(主成分はアルコール)の浸透圧に負けずに食いついてくれるためです。
普段、私達が塗料を乾燥させるっというのは、
上から塗り重ねてもズルっと剥けない程度(指触乾燥)ですが、
塗料のほんとうのチカラが発揮される完全乾燥の状態であればブレンダーでの作業も狙い通りに溶かすことができます。
この首の下はコピックのクールグレイを塗って陰影を強調しています。
ここの部分は一番気に入ってます。
なかなかこんな大胆に暗色を塗れないんですよね。
もっと色んな模型を作ってみて塗装上手くなりたいです!
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