スプリング工作を図解と写真で解説すんで
ケーブルをスプリングに置き換えるディテールアップ工作にチャレンジしたいけど、
普段使ってるプラスチックではなく金属パーツだし、どういった工具が必要かよくわかんない。と嘆き悲しんでいませんか?
そういう方のために
スプリングをめちゃくちゃカンタンにできる方法と使っている道具をまとめてみました。
なぜなら一員は旧キットのマシーネンクリーガーを嗜んでいるんですが、基本的にスプリング工作が必要であり、
何回も失敗していくうちに、シンプルかつ強力な方法を見つけてしまったのです。
この記事ではスプリング工作の基本的なテクニックから、
カンタンテクニックまでをwaveのS.A.F.Sを題材に紹介していきます。
これを読み終えたあとにスグにでもスプリング工作がしたくなるように書いてみました。
おおまかな流れと必要な部材について
普段使っているのはwaveさんのAスプリングです。
意外とすぐになくなるので、大型ガレージキットを作るときなどは、まとめて揃えるようにしています。
真鍮線もwaveさんのCラインもを使ってます。
長さがちょうど良いのと、経の種類が多いのが便利です。
よく使うのは、0.8mmと1.0mmです。これを常に大量にストックしています。
とくにはじめは失敗することも考慮していっぱいストックするといいです。
必要な工具は下に順番を追って紹介していきます。
まずは穴あけから
芯となる真鍮線を曲げて曲線をデザインするのですが、その前にスプリングの経より少し大きい穴を開けます。
スプリング用の穴あけについては、クレオスのピンバイス5本セットがオススメです。
![](https://brushpaintmodeling.com/wp-content/uploads/2020/11/PB010165-150x150.jpg)
今回はもともとキットのABSパーツを利用してみました。
それが、左腕に残ったものです。根本だけ残してカットしスプリングを被せる芯として利用してます。
真鍮線を曲げる
適当な長さに切ったスプリングで実物合わせをして長さを調整します。
金属を曲げる工具は丸ペンチと呼びます。
写真に写っているのはENGINEERの丸ペンチです。
ラジオペンチでも曲がりますが、きれいな曲線に曲げるのは難しいため、この工具が便利です。
日本製であるため購入しやすい金額です。
真鍮線の曲げをカンタンにする方法
実際に真鍮線を曲げようとするとめちゃくちゃ難しいことに気が付きます。
曲げるのは3次元であるため、
曲げては実物合わせ、曲げては実物合わせと無限に修正が必要だからです。
実物合わせをしているときに、パーツにチカラがかかりすぎ破損させてしまったりめちゃくちゃします。
そこで思いついたテクニックなんですが、
真鍮線の芯材はスプリングを覆うことで見えなくなります。
そこを利用して、
スプリングが通る道筋をすべて真鍮線で通すのではなく、
余白を残すことで、スプリングを自然に曲げることができます。
この手法が恐ろしくスプリング工作をカンタンにすることができました。
1晩で2本のスプリングを通すのがやっとでしたが、
1晩で1機のスプリング工作をすべて終わらしてなお時間が余る状態になりました。
この手法を思いつたときの記事はこちらです。
上記の説明でいまいちピンと来なかったときは、こちらを参考にして下しあ。
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【ケッツァー/グッカー④】スプリング工作めっちゃカンタンにできる方法
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瞬間接着剤で固定する
胴体側に真鍮線を通してスプリングを取り付けます。
スプリングは金属なので、普段使っている接着剤ではくっつかないので、瞬間接着剤を利用します。
このときのスプリングの接着は、waveの黒い瞬間接着剤がオススメです。
スプリング経<<ドリル経 であっても高粘度であるため隙間に充填しやすく頑丈に固定することができます。
![](https://brushpaintmodeling.com/wp-content/uploads/2020/11/PB010165-150x150.jpg)
これでおしまいです。また別のケースを紹介していきます。
![](https://brushpaintmodeling.com/wp-content/uploads/2020/11/PB010165-150x150.jpg)
おかわり
次は足まわりのパワーパイプです。
ABSパーツに習って真鍮線を曲げていきます。習うパーツがあるので試行錯誤の時間が短くすみます。
それを実物合わせで調整していきます。
スプリングは金属なので、プラスチック用ニッパーではなく金属ニッパーが必要です。
一員は工具が好きなので、かっちょいいKNIPEXの金属ニッパーを使用しています。
![](https://brushpaintmodeling.com/wp-content/uploads/2020/11/PB010165-150x150.jpg)
めちゃくちゃ高いしパワーを持て余すので、ホームセンターに売っている金属ニッパーで十分です。
![](https://brushpaintmodeling.com/wp-content/uploads/2020/11/PB010165-150x150.jpg)
補足 塗装する前に注意すること
スプリングは金属なため、普通のサーフェイサーでは色が塗膜が食いついてくれないため、ポロポロ落ちていきます。
そのため、プライマーをサーフェイサーの前に塗る必要があります。
使用しているのは最強と名高いガイアマルチプライマーです。
ガレージキットなどをサーフェイサーを吹かずに塗装する方にとっては必需品なので、ワンフェス期間には店頭から姿を消します。
1つ買っておけば当分なくならないので、常備するのがオススメす。
また、タミヤのスーパーサーフェイサーであればプライマー成分が入っているので、
そのままサーフェイサーの工程に進むことができます。
まとめ
作業工程は穴を開けて、芯を通して、スプリングを被せるだけと非常にシンプルです。
また必要な工具は金属に対応できる工具が必要となります。
工具はたしかに高いですが、これさえ揃えてしまえば日曜大工すらも可能となるので買っても腐らないものです。
補足としては、
塗装する前にプライマーを塗らないといけないことです。
以上となります。
この記事で題材にしたS.A.F.Sはマシーネンクリーガーの最もポピュラーな汎用機です。
スプリングにディテールアップする部分は2箇所で、もし失敗してもABSパーツがあるので完成しきることができるのでオススメです。
工作テクニックまとめはコチラ
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