殻割りハンマーナイトに挑戦しました
アックスナイトが安く売ってるのを見つけて、買ったはいいけど、ずっと積んでおりました。
このときのモチベーションはハンマーナイトを作りたい気持ちだったんですが、ある日キットを開けてみると
どうやら、アックスナイトのキットでもハンマーナイトが作れることに気づきました!
この記事は
いつかはチャレンジしたいと思っていた
ハンマーナイトの殻割り、フィギュアの腕出しに挑戦したのをまとめた記事です。
塗装は、リキテックスメディウムをファレホに混ぜて、ゴツゴツした質感を出してみました。
44型重装甲戦闘服MK44B型ハンマーナイトとは
MK44は、暴走したコンピューターたちから攻撃を受けるようになった人類が使用する重装甲戦闘服(Heavy Armored Fighting Suit)で、陸上で作戦する装甲母艦に配備されている。目標を自動追尾するスマートガンを装備し、着脱可能なスリッパ型ホバーで高速移動する。
他に敵機械生命体が繰り出すバトルロボットのレーザー兵器を無効化するスチームカーテン弾用ディスチャージャーを装備。
装甲服は基本的に男性用で、女性パイロットは装甲服以外の戦闘兵器に搭乗する。歩兵に戦車並みの戦闘力を持たせたMK44は、弾薬(Ammo)を持った騎士団という意味で、アンモナイツと呼ばれているが、側面のフォルムがアンモナイトを彷彿させることにも起因している。
地上用重装甲戦闘服MK44の性能向上型がMK44B型である。フェイス部シーカーを月面用のMK44H型と同系のものに換装しボディ側面にレーダーバルジを新設したことで索敵能力がアップし、トータルバランスの取れた機体となった。主装備をカートリッジ装填式のUBRランチャーに変更しており、巨大なハンマーを想起させることからハンマーナイトと呼ばれる。
基本的に従来のMK44を母体にシーカーとバルジを換装しているが、後期生産分は機関部をボアアップし出力及び航続時間の増加に成功している。
内部構造の追加
ジャンクパーツで筒状のものをエンジンの下の大きな空いてるスペースに2つ入れてます。
インバーターというテイです。
そこに、ワイヤーや、太めのスプリングパイプと細いケーブルワイヤーを巻き付かせて空間を埋めました。
上部の空いてるスペースや左右の空いてるスペースには四角い箱状のものを詰めて、
基盤が入っているテイにしています。
後部のボディシェルを引き出す構造に悩みましたが、
薄い真鍮の板で、本体とボディシェルを取り付けて、点検時に「ガバッ」とボディシェルを引き出せる構造にしてみました。
わざわざチェーンブロックとかつかってボディシェルを吊りながら取り外す構造より、
手間がかからないから修理や点検をするフィールドエンジニアが助かるだろうと。
一員の本職なので、この点検と修理がしやすい構造に並々ならぬ思いを託しましたw
フィギュアの腕を改造してみました
キットに入っているパイロットフィギュアは両腕が無いものです。
両腕が無いことで、前面のボディシェルが閉じるし、そのときにちょうど腕がアームに入っているように見えるためなんですが
殻割り状態で作るときは、この腕を生やさないといけません。
使用したのはタミヤの1/20 ピットクルーセット タイヤチェンジを使いました。
このキット1/20のフィギュアの腕のパーツが色々はいっており、その中でいい感じの腕の曲がり具合のものをチョイスして
ボディと腕を真鍮線を使って全体の腕の長さを調節しながら、取り付けました。
真鍮線や腕周りの太さの調整はタミヤのエポキシパテでもりもりしてみました。
また、胴体の長さも足りなかったので、胴体にもパテを盛って上半身が乗り出すようにして、
ボディシェルの隙間から腕が伸びているようにしました。
工作は一段落してサーフェイサー
このあたりでサーフェイサーを吹いて、
グレイ一色に統一して全体のバランスと工作が雑すぎるところを修正していきます。
とくにフィギュアは慣れない改造しているので、
服のシワが歪なところなどは反り返ったヤスリ(カギ丸形)を使ってキレイに仕上げてました。
パイロットの手にパーティングラインが残っていますが、あえて残してグローブの縫い目ということにしました。
ところどころサーフェイサーが剥がれているところがありますが、
サーフェイサーが乾く前に、綿棒でひっかくことで凹凸のテクスチャーにしました。
サーフェイサーを薄まったパテとして扱ってみました。
下塗りヌリ 子供に迷彩の配色を決めてもらう
他の模型の本塗装と平行して、このハンマーナイトの下塗りをしていきます。
そうすることで塗料を余らせなくてもいいし、乾燥時間もしっかり確保できます。
ホワイト、ミドルストーン、ダークシーグレイなどを重ねて行きました。
いつもとはちょっと違う配色にチャレンジしたいと思いますが、なかなかイケてる配色が思いつかず
あーでもないこーでもないと思いながら下地塗装を進めていきました。
悩んでいるときに子供に「どんな配色が似合うかなー」っと聞いてみると
「ねずみ色と茶色!」と返事が返ってきて、一員の心に刺さったのでその配色でチャレンジしてみました。
リキテックスとファレホを混ぜ混ぜ
こんな感じに塗装できました。
明るめのブラウンと、暗いグレイと明るいグレイで迷彩を塗り分けてみました。
グレイのところには、リキテックスのテクスチャジェルをファレホに混ぜて凹凸のテクスチャーをつけてみました。
って安直な考えでしたが結果、ケンカせずに塗装することができました。
使用したリキテックスは、ナチュラルサンドとジェルメディウムです。
このツブツブしたところがナチュラルサンド。カサブタみたいに盛り上がってるのがジェルメディウムの仕業です。
そして、この激しい凹凸の上からデカールを貼るんですが。
デカールソフターなんかを使っても全ッ然ッ!キレイに貼れずに、難航しまくりました。
が、ヒートガンを使うことで、びっちり写真のようにキレイにビッタリ貼ることができました。
熱波でデカールを柔らかくすることで、こんな小さなツブツブの上から貼ることができました。
すごくおすすめのツールです!安いし!
塗装の乾燥をも急速にやってくれるので、新しい手法が生まれそうな予感がします。
認識帯は、ホワイトを下地に塗ってから、
ディープイエローを塗り明るいブラウンに負けないよう明るく発色するようにしました。
全面のボディシェルのクリアパーツの周りは合わせ目消しをしてツライチにしました。
たしかに設定をよくよく見てみると、ツライチになってた!
っていうのを9割以上塗装を終わらせてから知ってラッカーパテを上から塗って処理しました。
せっかくなんで後ろのボディシェルの中身も塗り分けてます。
エグゾーストパイプ?はゴールドとブラウンを混ぜて塗っています。
スプリングパイプはライトスチールです。
写真じゃあわかりずらいかもですが、
パイロットの頭の上にある白いタンクは、ツヤありのテカテカ仕上げにしてみました。
ツヤ消しやツヤありは、いままでファレホのバーニッシュシリーズを使っていたんですが、
もっと強力にツヤ消しとツヤありを塗りたいと思い
今回はリキテックスのパーマネントマットバーニッシュとグロスバーニッシュを使用してみました。
って安直な考えでしたが、これもケンカせずにバッチリ上手くいきました。
ファレホよりも強いツヤ消しとツヤありに仕上がりました。
(仕上げ用保護ニスって書いてますが、問題なく上からファレホを塗装することができます)
あいかわらずアンモナイツシリーズは神キット
ほんとこのキットはすごいキットです
簡単でストレートに作りやすいし、それだけでかっちょいい。
改造の余白があるし、塗装についても内部構造を塗っても良いし、ボディシェルを全部閉じてれば中まで塗らなくても良い。
初心者から上級者まで全員が楽しく模型ができる一番良いキットだと思います。
今回は、内部構造の追加、フィギュアの改造、リキテックスとファレホの混合、ヒートガンでのデカール貼りと
だいぶ新しいことに色々チャレンジできました。