ジレーネをフルスクラッチのレプリカモデリングで作る5
だいぶ形になってきました。
レールガン2門の作成やKKアレンジ、それに伴い引き算の工作をしました。
工作の完成から下地塗りまでの記事です。
レールガンを2門作る。え!?Stankもう1個いんの?
2門の対空レールガンを作っていきます。Waveのメモリ付きプラバン1mm で箱組みしていきます。
1mmを使う理由は箱組みするときに計算しやすいからですね。補強については裏からプラ棒でもなんでもくっつければいいですからね。
トランペッターのStankやらドラゴンの列車に戦車乗っけるキットのパーツ、タミヤの雷電を貼り付けていきます。
そして、写真右上の台形のパーツがStankからは1つしか収穫できないため、もう一つ購入する必要があります。
このパーツのためだけに1つ戦車を購入するんですが、
ここまできたら引き下がれないし、ジレーネのパーツが3000円?安くない?って感覚になってきます。不思議です。
そういえば、センセーもキットはスクラッチではそれぞれのパーツを対にすると説得力あがるので、2つづつ買うといいよ。
とおっしゃってましたが、マジでした。

Waveのタンクショートの底を切り飛ばして2つづつ合体します。
このWaveタンクは使うのセンスいりますよね?
このタンクをむき出しで使うと、「あーWaveのタンクねー」って即バレてしまうところですが
流石センセーとんでもない使い方してます。変幻自在が過ぎる。
絵を描くように工作してるって追体験を通して思い知ります。
エンジン -カバーってレールガンの切れ端を使ってるんや!-
そして、タンクショートの切飛ばした底はなんと、エンジンカバーに使うっていう!
真ん中の穴をくり抜いて、端をヤスリで丸くRを出すとこの艶めかしいカバーになります。
このカバーどうやって作るんやろーって自作を考えていたときに、もしかしてこの切飛ばした底がちょうどいいのでは?
と閃きつけてみて感動しました。センセーがセンセーたる所以ですね。
このエンジン2基ですが、トヨタカローラの裏返しにしたドアパネルの上にNSR500レプソル98か99の小さい銀色のエンジンのパーツ
元カービィをくり抜いて、さっきのドラゴンの列車の上にル・ローヌを乗せます。
ル・ローヌかクレルジェどっちを買えばいいか一瞬迷いますが、クレルジェはターレット前面のノイスレンズ内部に使うので
結論、どっちも必要です。
流用パーツの宝庫なのでジレーネを作らずとも重宝するキットなのは間違いないです。
このエンジン2基はめっちゃかっこいいですよね。
四角いプラ棒を曲げてるんですが、カチッとしながらも靭やかな曲線!
調和するにも程がありますよ!
燃料タンク -中国まで来たのにモンテカルロまじで見つからん!-
この燃料タンクはトランペッターのモンテカルロから収穫してるそうなんですが、マジで全然手に入りません。

一員は仕事の関係で上海にたまに行くことあります。
流石にトランペッターはマカオの企業なので中国に上陸すれば手に入るかなって思ってましたが
まじで全然手に入らなかったです。
上海の模型屋に言ってもガンプラしか売ってないし、中国版amazonのサービスで検索しても見つからないし、
唯一ebayなら見つかるんですが、めっちゃ高いんですよね。
なんで自作することにしました。ゴッドハンドのスピンブレードで溝を掘りました。
せっかく自作するのでサイズはオリジナルに比べて一回り大きめです。
エレールのコルセアの羽の上に燃料タンクを添えます。
側面後方の3つの丸ですがオリジナルはサイズ違いを2種使ってリズムを出していますが、追加装備を付けてる兼ね合いで
同じサイズで3つの丸にしています。つまり足し算(追加装備)したあとここでちょっとだけ引き算しています。
ワイヤーアンテナ -センス問われる敷設ルート-

ってことで、ケーニヒスクレーテ買ったときに余った虫ピンを使って作っていきます。
(虫ピンは1mm未満の経です。東急ハンズで実物見て買ってもいいと思います。)
となりにKKをおいてスケッチブックにワイヤーアンテナを描いて検証してみたあと、
直接えんぴつで下書きを何度も描いて着手しました。
そして、オリジナルのアンテナだと対空ミサイル6門に干渉するので、ジレーネに含まれてない形のアンテナにしてみました。
頭部後方は一員のアレンジなのでかっこいいと思ってもらえたならホント嬉しいです。
黒染め液に初挑戦
ボークスの真鍮線コーナーにちょこんと黒染め液おいてました!
Amazonで買おうとすると業務用?ってくらいの大きなサイズしかなく手頃な黒染め液を探していました。
初めて使うので試行錯誤の末、ティッシュに液を染み込ませて真鍮線を包み1日放置してようやく黒くなりました。

って思うので、次回も試行錯誤してみようともいます。
引き算 追加装甲の秘密
足し算(追加装備)したので、引き算していきます。
マシーネンキットのWaveやハセガワのラインナップを眺めていると装甲が引き算になっていることに気づきました。
これホントすごくて、とくにノイスポッターとニンジャを比べるとわかりやすいのですが、
ニンジャはノイスヘッドにシーカーが追加されて、反重力ユニット両脇にスタビライザーが追加されています。 ここは足し算。
そこで引き算としてノイスヘッド下部に装甲が追加され胴体のゴチャっと感が装甲で消されてます。
(ファルケとグリフォンも同様ですね。追加装甲と凸部が無い装甲が追加されています)

マスプロダクトとしてのプラスチックキットであるが故。
ニンジャ用のランナーを追加して既存の金型(ノイスポッター)の収益性を確保しつつも、デザインとしてはプラスマイナスゼロになっている!
そして、ニンジャを塗るときはノイスポッターに比べて表面積が増えているので塗る面積が増えてて単純に楽しいし。
完成後に眺めてても覗き込むというアクションのあとに裏面を見れる楽しさもある!
つまり装甲とその裏のメカ部でキャンバスが2面になっている。
なにより。
そして、なによりなんですが。
この引き算のパーツがあるおかげで、自由に追加工作(つまり足し算)を楽しめるっていうッ!
追加で武装をもりもりするのは簡単ですが、引き算はほんと難しい。

引き算のパーツを追加するという、一見「?」って表現なんですが
これ、マシーネンのタフな世界観を下支えしてる大きな要素の一つですね。
グッドデザイン賞をむこう100000000000000000000000000000000000年受賞しても足らないくらいです。
めっちゃ熱く書きました。
今回のジレーネにもノイスヘッド下部に2つ装甲を追加しています。
もともとメカのゴチャっと感が無いところですが、不思議と引き算されてる感じがします。
他の装甲の角の丸みと同じようにプラバンから切り出して作ったので、一体感が出ているためです。
ファルケプロファイルの流用教室に記載から習いました。
ターレットの両頬のパーツです。タミヤT-62のソ連燃料タンクを使いました。
後にX部をパテで埋めて、◯だけ残してお里が知れないように工夫してみました。
ロボット掃除機のスイッチがあるところです。ターレット基部の裏側です。
ここもオリジナルはメカメカしいところですが、引き算としてカバーで覆うようにしています。
どこを引き算にするか。そして、それはどのようにして引き算にするかは、センスめっちゃいるって気づきました。
あと、対空ミサイルは、WaveのGタンクから作っています。冬季迷彩ケーニヒスクレーテの空の対空ミサイルの配置にしています。
よーやく下地塗装 ラッカー筆塗りに挑戦
もちろん、ラッカーパテをラッカー塗料に混ぜてダマができるくらいの濃度にして、筆で塗り塗りしていきます。
だいぶ荒い使い方をするので、ホビー用の使い捨て筆を使ってます。
捨てるに捨てれなかった筆の最後の大仕事としてあげてもよかったです。
様々なキットとマテリアルで出来たアウトラインに塗料が乗ることで、輪郭の美しさが現出していきました。
パテ入りラッカー下地を塗ったあとに、余分にゴツゴツしたテクスチャーはスポンジヤスリでこそぎ落とし
その上からファレホの銀色を塗っていきます。金属表現するための下地塗装ですね。
ここまでやって、スクラッチで散らかった部屋の掃除をしながら十分乾燥させながら、
どういう塗装にするか十分ワクワクしながら悩みます。
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