キリン迷彩で塗ってきます
この記事は
大型ガレージキットの月面ケーニヒスクローテを下地塗装から迷彩塗装までをたっぷり写真でまとめました。
雑に金属色と暗色を重ねて下地を塗っていき、迷彩のグレイとホワイトを明度を上げていきながら足元から塗っていきます。
使ってる塗料は、ボークスで売ってるファレホを使用しています。
汚しは、コピックを使ってます。
ポイント
- ステップ毎に写真を撮ってるので、塗装が不安な人にも参考にしてほしいです。
まずは下地塗装に金属色を塗る
光の反射率が最も高い金属色を塗っていきます。
ここで使った色
- ガンメタルブルー
- オイリースティール
- ライトスティール
- シルバー
暗部になるところには、暗いオイリースティールとガンメタルブルーを多めに塗って
ハイライトが当たるところにはシルバーとライトスティールの明るい金属色を塗っています。
めちゃくちゃラフに、自分が持ってる園児性を爆発させて塗ると楽しいです。
小学生から大人までみんなの憧れガンメタルブルーを買ったはいいけど、
全然使っていないので、ここぞとばかりに塗りたくりました。
イメージ
- 絵画のように下地塗装のように大雑把にラフに塗るのが良いですね。
下地塗装のゴールは雑な暗色
月面用ケーニヒスクローテなので、迷彩塗装はホワイトでまとめる予定でした。
金属色からいきなりホワイトを塗ると、色の深みが出ません。
なので、一旦、暗色まで彩度と明度を落としていき、そこからホワイトの迷彩色を塗ります。
そうすることで、ぎりぎりホワイトに見えるくらい暗いホワイトを狙っていきます。
ここで使った色
- ブラック
- ダークマッド
- アイスイエロー
- グリーンスカイ
- ダークシーブルー
ここまでは、ダークマッドやアイスイエロー、グリーンスカイなどちょっと明るい系をメインに塗ってます。
ってということで、ここからは禁断のブラック、ダークシーブルーなどでだいぶ暗めに塗っていきました。
ブラックがなぜ禁断かというと、真っ黒で塗っちゃうと、色が立ち上がってこないんですよね。
上に塗った色はブラックに引っ張られて明度と彩度がすごく落ちていきます。
流石に生でブラックを塗りたくったわけではなく、すこし他の色を混ぜて、水多めで希釈して塗ってます。
そうすることで、ブラック以前の下地を活かしてます。
とくにハイライトが当たる明部は他の色の方を多めにして、黒々しないようにしています。
キリン迷彩を描いていきます
迷彩パターンはすごく悩みました。
ホワイトのモノトーンのマティア機がかっちょいいものの、
せっかくの大型キットなにかチャレンジしたいなと思い塗装カードを眺めてキリン迷彩に決めました。
ホワイトの下地は1層目に戻ってシルバーを塗ってます。
このシルバーの下地の上にグレイを塗ると一段明るくなるようにするためです。
はじめはちょっとづずキリン模様を描いていって、全体のバランスを見ながら模様を追加していきました。
ふと「なぜキリンはこんな迷彩になったんだろう」と疑問に思い調べてみると
木の下で休むキリンには、木漏れ日の光と模様が同化してカモフラージュになるとわかりました。
そして、網目模様の下には毛細血管が張り巡らされており、放熱の効果もあるそうです。
月面の大きな建造物が戦場で、太陽光からの高温に耐えれる放熱効果もある塗装という設定でいこう!
エンジニア特有の納得感を得て塗装しました。
宇宙では太陽からの光は空気の無いため減衰せずに赤外線があたります。そのため、日の当たる場所は120度ほどになります。
影の部分は、真空で温まることがなく放射冷却のみが進むことによって-100度ほどになります。
宇宙服がホワイトなのは、光を反射し高温になることを避け、放射冷却もし辛い色だからそうです。
暗いホワイトと明るいグレイを意識して塗っていきます。
ある程度塗ったら、コピックで汚してブレンダーで拭き取ったり、
また色を重ねていったりして塩梅を全体の調子を整えていきました。
このあたりで、下塗りはおしまいにしました。
次の記事で、本塗装について書いていきます。
迷彩パターンに悩んだら、この歴代の塗装カードが入ったカードファイルがおすすめです。
Ma.K.塗装カードファイル 天 From SF3D To Ma.K. コンバットスキームカードファイル
Ma.K.塗装カードファイル 地 From SF3D To Ma.K. コンバットスキームカードファイル
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