ジレーネをフルスクラッチのレプリカモデリングで作る
前回作ったカウツ顔のドールハウスのときに2門の対空砲でジレーネのページをまじまじと読みまくっていたおかげで
ジレーネを作りたくなってしまい当初めちゃくちゃ見切り発車でしたが、なんとか完成しました。
大量の流用パーツがあります。
そして手に入らないものも多いんですが、集めれないのは自作してました。
この記事はジレーネの工作をモデリングブックの補足として、まとめました。
最初はロボスィープの土台作りについて書きます。
ロボスィープを手に入れる
はじめはロボスィーパーだと思って調べてましたが、ロボスィープなんですよねw
メルカリで2,000円くらいで買えました。

モデリングブックを読むと、どうやらこの縁の黒いのを取り去る必要があるっぽく、分解していきます。
分解すると中はこんな感じでした。
すごくスッカスカですね。中身をシンプルにして、壊れづらくしていきます。
ジレーネはスイッチが上部にありますが、ロボスィープは側面にあります。
配線を固定するのが、グルーガンで接着しているようでこれを取り除いていきます。
ラジオペンチでほじくると簡単でした。
前方にウェイトがありました。
ロボスィープは単3電池4本で動くのでもりもりジレーネに改造して重くなっていくと、パワー不足になって動かなそう。
なので、このウェイトも取り外します。
付属の電池はめちゃくちゃかっこいいですw
ロボスィープはこの電池を取り付けた状態で充電できます。

黒い縁を取り除き、シャコタンにすると駆動部のモーターが飛び出るので、
ロボスィープ上部に開口部を作ります。
シャコタンにするってカンタンにモデリングブックには書かれてますが、
絶妙にかっこいい角度でシャコタンになっていることに驚きます。

シャコタン具合を調整したあと、黒瞬着とオリジナルのネジでガッチガッチに固定します。
周りをプラバンで囲います。
このとき接着はリモネンセメントでは接着できなかったので、タミヤの白瓶でガッチリ固定しました。
モデリングブックと見比べると前方のボリュームが圧倒的に足りないことに気づきました。
プラ棒とプラバンでハリボテを作って、ボリュームを増やしていきます。

パテを盛って削ってかっこいい曲線にするために微調整をしながら、なっかなか骨の折れる作業です。
エンジンとターレット基部の作成
グロテスクですが、真面目に工作やってます。
エンジン基部は流用パーツが用意できなかったので、バンダイのカービィーにしてます。
アーティストモデルは、ガチャポンらしいですが手に入らなかったため、カービィーを生贄に捧げました。
これが驚くほどサイズがピッタリでした。
手足などが邪魔ですが、半分以上が隠れるし
たとえ汚く切り飛ばしてもどうせパテ盛るって整形するしで、大まかが半球であればオッケー!
カービィーのホッペタにはランナーパテを盛って、エポキシパテの節約をしています。
前方のターレット基部は、バンダイのモクローです。
オリジナルは、カブトムシのキットらしいんですが手に入らず、まあおおよその形が一緒なら
どーせパテ盛るしモクローのほうが安く済むんでオッケー!
白い半円は、セリアの計量カップからサイズが近いものを選んで取り付けてます。
パテを盛るにあたり、しっかり固定するためにランナーで補強しています。
ターレット基部に、プラバンを貼りまくってハリボテを作ります。
パテを盛る下準備です。
エンジンの下部です。
奇しくもドールハウスの排気口を拡大したようなフォルムをしています。
左右を揃えるため、メモリ付きプラバン1mmで工作しています。

とりあえず、取り付けてみて、写真と見比べて超音波カッターで形状を補正していきます。

モデリングブックをみると、メモリ無しのプラバンで先生は組んでます!
一員は工学部出身なので目盛り付きプラバンで組むべきなのではッ!?と思いましたが、
ここで芸術家とエンジニアの明確な差が出ます。
先生に習ってプラバンで組んでいきます。
高さが水平になるように、左右とサイズを揃えるように、台形になるように、頑丈に作れるように
と先生の工作のレベルに圧倒されながら、微調整を何度もして作っていきました。
幸い、接着はタミヤの白瓶ががっちり食いつきます。
形になったら接着部を乾燥させるため、養生テープで固定します。

一つ一つが大きく固定するため、以前はマスキングテープで固定してましたが、
もったいなく感じ養生テープで大胆に固定しました。
テープを切るのも指で切れるので、ハサミを出す必要なしで作業性も良いです。
がっちり固定すれば、整形するときにしっかり力を入れて削れるので、めちゃくちゃ養生テープを多用しました。
ターレット基部の赤いパーツはカービィの足です。ちょうどいい形してました。
令和のジレーネにはカービィほんとおすすめです。
隙間を黒い瞬着で充填していきました。
反省点としては、
このとき硬化スプレーを吹く前に瞬着部をティッシュで拭って上げれば、ピシッとした角度が出たと思います。
黒瞬着をボタボタつかっちゃいました。
あとになって、この余分な部分を削るのは一苦労でした。
前方に馬パテを盛り、削りまくって整形したあと、モデリングブックと見比べると
前方のボリュームが全然足りない!と気付き、さらにプラ材を盛って行きます。
馬パテが無くなったので今度は、ゴリラパテを盛って削りまくります。
もうほんと削りまくりです。

先生ほんと天才や!って思いながら再現しようと削りまくります。ほんとまじで削りまくります!
プラバンもろとも削ってもぎ取ってしまい欠損した部分には黒瞬着を充填して行きます。
余ったパテを側面に塗りたくって、さらに整形していきます。