カウツの顔したドールハウス作る
スケッチブック60の最初の方に出てくるスケッチで
ドールハウスの車体にカウツの顔が付いた対空ドールハウスを作ろうとチャレンジしてみました。
まずはT-62を使ってドールハウスを作ります
ドールハウスはわかりやすく、タミヤ1/35 T-62を使ってます。
車体を縦に切断して、ターレットの土台を下の写真のように90度にして幅の長さを決めて、プラ材で補強します。
ターレット土台はだいたいこんな位置です。
このときは、ドールハウスってT-62が1/35だし、ドールハウスも1/35だと思ってて、
ガチャーネンの1/35カウツを乗せてみたけど、どう考えても小さいっ!
日東のカウツを急いで作って乗せてみてよーやくドールハウスのスケールが1/20と気づきました!
ウェーブの目盛り付きプラバンはじめて本来の使い方で使いました。
クロニクル&エンサイクロペディアを穴開くくらい見て、それぞれの大きさにプラバンを切りました。
前面の曲線は写真のとおりプラ材を貼りまくっておおよその形を作ってパテをもりもりします。
ターレットは平成プラモを合体させる
このターレットはオリジナルだから、腕試しと捉えて制作しました。
使ったのは、バンダイのポケモンルギアとタミヤのミニ四駆スピンコブラです。
一員の世代なら懐かしくて、大きい曲面で、かつ安いということでこれらを組み合わせて作りました。
パテを盛って全体をまとめたあと、余ったパーツで全体の調子に変化を付けていきました。
上部に円形をのせる意匠ってクレーテのアンテナ基部からインスパイアされてますね。
対空兵器はルギアの羽を芯にして
ルギアの羽が大きさ的にちょうどよさそうなので、これを芯に対空兵器を作っていきます。
余ってるファルケの反重力ユニットも取り付けました。
隙間はランナーを切り刻み敷き詰め、パテの節約をしています。
パテを盛って全体をまとめたあと、
黒いケーブルでパーツを分割するように這わせ、ケーブルの片面にのみパテを盛りました。
これでバキュームフォームのような有機的なラインで追加装甲が付いたようになりました。
対空兵器のデザインはだいぶ悩みました。
モデリングブックのジレーネをまじまじとみて地対空の兵装の参考にしてなんとか形にできました。
もうちょっとゴツゴツさせたほうがいいかなってことで、ロシア系の戦車パーツを付けたり
付け爪を重ねて横断するような曲線を加えたりしてます。
付け爪単体だと、爪感が拭えなかったですが、百均で大量に手に入るのでそれを連ねるといい感じの曲面が出せました。
カウツの開閉機構はそのまま残しているので、WaveのシンP.K.A.のパイロットを乗せてみました。
さすが令和のキットです顔がシャープで男前です。
走行部を作ってくで
特徴的なエンジンハッチです。このベージュのヒンジはハセガワ1/72 88mm砲です。
開口ハッチは見ての通りプラ材切って作りました。
この網目は工夫したところで、1/35のメッシュはいくらでもあるんですが、
1/20となるとなかなかイメージ通りのものがなく難航してました。
結局100均のキッチンコーナーにあったメッシュのお玉を分解して使わせてもらいました。
この指差してるところは、タカラのミニスケールのXウィングがオリジナルには使われてるところです。
プレ値で2万円超えてて、さすがに買えないので自作しました。
P.K.A.のレーザーガンを2丁作ってたので、それを取り付けるウェポンラックにしました。
自衛隊で働いている友人にミリタリーの質問を答えてもらってるんですが、
戦車単体だと、携帯対戦車兵器を持つ敵歩兵によってカンタンにやられるらしく、
戦車を移動する砲台であり壁として歩兵が並走して、敵歩兵から戦車を守ることでその強さが発揮されるそうです。
なので、随伴機の火器兵器として、P.K.A.が持っているレーザーガンを設置しました。
このレーザーガンはハセガワ1/72エアクラフトウェポンIIから作れます。
ドラム缶とノイパンツァーファウストのラックを搭載
桃色戦車さんの1/20のドラム缶とノイパンツァーファウトコンテナを後ろに搭載していました。
サーフェイサーの儀
エンジンは、ミニ四駆のシャーシをひっくり返して、あまったパーツをゴニョゴニョ入れてます。
完成
キャタピラを隠すソ連のジェリカンかっこいいですよね。
ファイアフライにもこのT-62のジェリカン連打部が実はあって感動します。
ライトを守る真鍮線はハンダで取り付けせずに、黒の瞬着を使ってます。
ドロっとしてて、もちろんサフもしっかりのるので代用としてちょうどいいです。
ターレット後部のチャフは、ドールハウスの意匠をそのまま持ってきています。
アンテナ基部は、自衛隊のトラックを参考に作りました。ちょっと現代風になってます。
ノイパンツァーファウストのラックはあえて色がカーキにしています。
急遽、別の部隊から持ってきた風にして、ドラマ性が出ればいいかなと。
後方です。スター・ウォーズのXウィングという宇宙艇を戦車に流用するセンセーのセンス
あらためてとんでもないなと思います。
作ってみるとドンピシャのサイズでXウィングが取り付けれるんですよ。まるでキットのようなフィット感で驚きました。
サンドカラーのグスタフx2があったので、
これを随伴機としてドールハウスも同じサンドカラーの塗装にしました。
ゴーレム改造でレプリカモデリングを味わい、デスピオンでオリジナルテイストの難しさを痛感し、
それならと今回はイラストを参考にフルスクラッチをしてみました。
絵を立体にする難しさと、工作の余白があるからこその楽しさを味わえて、レベルアップした感じします。
2門の対空砲の参考として、ジレーネをまじまじと見すぎたせいで、次はジレーネにチャレンジしました。
次回はジレーネ制作記を書こうと思います。
参考図書